人生日誌inポンペイ(現在)

開発業界で専門家を目指します。

大洋州でいまだに使われている日本語(ミクロネシア、ポンペイ、戦争、南洋庁)

 

 

 

ポンペイでいまだに日本語が使われている

 

ポンペイ、昔はポナペと言っていたらしい。

南洋庁支部があり、日本統治下だった頃には日本人は1万人以上も住んでいた。

数少ない資料を見て行くと、歯医者もあったし、ケーキ屋もあった、旅館も料亭もあった。

国民小学校もあり、教育勅語も教えていた。もちろん、神社もあった。

 

日本語がそのまま残っているものが結構あるので、まとめて行くと結構面白い。

 

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どんな日本語があるのか

 

まな板

まな板はまな板。cutting boardと英語でも言っているが、まな板で通じる。

 

しゃもじ

しゃもじはしゃもじ。

 

たわし

そのまま。でも、日本みたいに亀の子束子じゃなくて、中国製の安いたわしばっかり。

やっぱり亀の子束子がいい。強い。

 

さしみ

大洋州の国はみんな、刺身っていうらしい。

 

サンマ

サンマが獲れるかどうか知らないけど、輸入物のサンマをサンマとよんでいた

 

ユウガオ

ウリ科のユウガオ。本当に夕方に花が咲くのだろうか?

日本だとかんぴょうの材料。

 

キュウリ

栄養のないキュウリも、野菜を食べない大洋州では貴重。

 

べんじょ

もうあんまり言わなくなってるらしい。けど、通じる人には通じる便所。

 

カエル

蛙。

 

品評会

なぜ品評会が残っているのか、謎。覚えている人は限られる。

 

カバン

多分、これも一定の年齢以上。

 

デンキ

電気の事。

 

デンシンバシラ

多分、日本人が初めて作ったからそのまま残ったんだろう。

 

ヒコウジョウ

日本でもおじいちゃん世代はまだ使う飛行場。ポンペイでも割と年齢が上の人だけわかると思う。

 

シトウシャ

自動車のこと。これはまだ完全に残っている。車が来てるから危ない!と言いたければ、シトウシャ!といえば子供は避ける。

 

チチバンド

ブラジャーのこと。

 

サルマタ

パンツのこと。

 

 ソウリ

草履から残っている単語。サンダルすべてソウリ

 

カツド

映画のこと。みんなカツドという。

昔、活動写真ということばがあったと思う。まだ白黒のフィルムの時代。

そこから、写真は切り離されて、活動だけ残ったと推測する。

 

 

まだまだ、ある。特に年配の方は親世代が日本語教育を受け、ペラペラに日本語を話す世代だったので、今だに日本語の歌を歌えたりする。もう20年くらい前に来ていたら、きっとペラペラに日本語を話すおじいちゃんおばあちゃんに出会えたかもしれない。