青年海外協力隊〜現職参加か退職参加か〜
青年海外協力隊には2種類の隊員が存在する。
①新卒もしくは、退職して参加する隊員。日本に職はない。
②現職参加制度を使用し、日本の職場に籍を残して参加する隊員。
私は①のパターンです。日本の会社で働いていて、退職して参加しました。
現職参加制度は、日本の職場に帰ることができるし、人によっては給与をもらいながら参加できます。(※2018年度春募集以降、制度変更により、JICAからの給与補填制度廃止)
JICAからの手当を頼りに生活している私にとっては、現職制度によって給与をもらい、帰国後も働く場所がある隊員が羨ましく見えたりします。
でも、退職して参加してよかったなと思うことの方が多いです。その理由を紹介します。
1.自分の夢に純粋に向き合える
実は、前働いていた会社では現職参加しないかと、話が上がりました。
でも、断りました。
開発業界でキャリアを積んでいきたいという気持ちが高まり、帰国後に戻って仕事を続ける気は無かったからです。そういった気持ちや自分の将来プランを会社に正直に伝えたところ、気持ちよく送り出してくれました。退職してから1年経っても、応援のメールをくれます。
自分に目標があるなら、潔く捨てるものは捨てて(給与や身分など、なかなか捨てられませんが)、参加すると、目標がクリアに見えるようになります。
退職までして追いかけてるゴールにちゃんと向き合わないと、「自分はなんのために退職したのか」本当にわからなくなりますから。
ちなみに、協力隊後は、→大学院→環境関連の専門ポストを狙っています。
2.節約能力が高まる
退職したので、もちろん金はありません。
それどころか、3月に退職したので、4月から12月までの住民税を一括納付するハメになりました。金額ははっきり覚えていませんが、20ほど飛んでいった気がします。
4月から6月までは、無職ですから、健康保険も自分で払いました。1ヶ月4万くらいした気が・・・・
国民年金も自分で加入です・・・・
そんなこんなで、自分が会社に守られて生活していたことに気づきます。協力隊の2年間、そして帰国後の生活のためにお金がとても大切です。限られたお金をどう使って行くか、とても深く考えられるようになりました。
もちろん、使うときには使わないと、つまんないので、遊びに適度に使ってます。
3.自由
当たり前ですが、自由です。頭を下げてのみに行く必要もありません。
視野が広がります。
1で自分の目標のために退職して参加していると言いましたが、もっと他の選択肢を考えていまします。
例えば、もう一度民間企業で働いたらどうなるか、起業したらどうなるか、公務員になったらどうなるか、海外で就職してみたらどうなるか、副業って何ができるのか。。。などなど。
自由で、何をしてもいいからあらゆる選択肢が可能性を持ちます。
考えるのが楽しくなります。
とりあえず、協力隊参加から1年経って、退職参加を振り返り、あまり後悔していないことに気づきました。
よかったです。