人生日誌inポンペイ(現在)

開発業界で専門家を目指します。

大学院研究室訪問のメリット。実際に行ってみた。(国際協力、大学院、受験、社会人入学)

 

 

青年海外協力隊の任期終了後は、大学院で修士号を取得予定である。それは、開発業界でプロの仕事を得るには、修士号が1つの条件となっているからだ。

ちなみに、志望しているのは、東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻。

 

キャリア構築のためにはイギリスなどの海外大学院がメジャーだが、国内の大学院を、そして東大の国際協力専攻を選択する。それはまた今度書く。

 

ということで、2019年の6月に研究室訪問にいった。

 

どうして、開発業界で修士号は必要なのか、理由は下記記事参照。

 

ryota1031.hatenablog.com

 

 

 

1.なんで大学院受験の際に、研究室訪問が必要か

自分でも、本当に必要かすごく悩んだ。

任地にも、年間を通して大学の先生数名が研究目的でいらっしゃることがある。お話ができた先生たちに、院の研究室訪問は必要かどうか聞くと、みなさん、「どちらかというとした方がいい」と答える。

今回、協力隊任期の途中に一時帰国までして研究室訪問をした理由は2つある。

 

①単に印象をよくする為。

 

研究室訪問をしたからといって、特段入試で有利になるわけではない。

入試は公平だ。

志望する国際協力専攻の場合、入試の配点は、英語(TOEFL)30%、記述30%、面接40%だ。

面接試験が4割を占める。もちろん、研究内容や自身のバックグラウンドについて質問を受けることになると思うが、面接官の中に自分がすでに挨拶した教授がいれば、プラスになる可能性がある。

必ずしも、覚えていてくれたり、プラスになるとは限らない。印象が高くなる「可能性が高いだけ。」だ。

一時帰国してわざわざ訪問したということを覚えてくれる先生がいるかもしれない。事前に研究の方向性を聞きにきて、研究する心構えができているという風に伝わるかもしれない。

もともと、営業で社会人経験を積んできたので、この点は大事にして訪問を決めた。

 

②研究の方向性が、教授にとって指導可能かどうか見てもらう為。

 

バックグラウンドが理系の場合、大学院の研究は文系よりももっと詳細に細かく分かれている。研究室選びに関しても、教授に自分のテーマが指導可能かどうか聞かないと、指導を受けられない気がする。

僕の場合は、文系だ。理系大学院よりもテーマは広い。それでも、研究の方向性の確認はした方がいいだろう。

 

文系の開発経済学、国際協力関連の中でも、一体自分がどういった方向性で修士号を取りたいのか、受験前に示して行くことはとても大切だと思う。

入試の時に、志望動機を説明して、研究テーマを説明して、「それ、うちじゃ指導する先生いないかも・・・」と言われたら天を仰ぐしかない。

 

今現在、勉強したい方向性としては、「廃棄物管理において、効果的に住民や行政にインセンティブを与えるための制度設計」だ。

何をいっているかわからないが、簡単にいうと、ゴミ処理はどこの国でも後回しにされがち。どんな仕組みで処理に取り組めばいいか効果的か。住民に教育を施したらいいのか。地域で町内会みたいなの作って、綺麗にしたらいいのか。色々方法があるけど、何がいいのかということである。

 

こういったことを事前に説明して、入学後に指導してもらえるのか聞こうということだ。

 

入試ページにおいても、事前に研究テーマのすり合わせを認めている。

f:id:ryotaokiguchi:20190903065335p:plain

 

2.実際訪問してみて感じたメリット

 

①学生と会えた。色々アドバイスもらった!

 

たまたま授業の合間に休憩していた学生と話ができた。

青年海外協力隊の任期中ということで、向こうも興味があったみたいだ。

入試をどうクリアするか、勉強のコツを教えてもらったりできたのがかなり大きかった。

やっぱり東大だから、入試をクリアしてくる院生も頭が良さそうな人たちばかり、かなり勉強したみたいで、勉強の工夫やコツなど、数人の学生から色々な角度のアドバイスもらった。

これはかなりラッキーだった。

社会人経験の学生は、毎年数名いるみたいだった。

 

②研究の方向性を受け入れてもらった。

 

本来の目的。2名の教授とお話しして、自分の経歴や、研究の方向性を説明。

すんなり受け入れてもらった。良かった安心。

ただし、1名の教授は、近いうちに海外の大学院で研究するらしく、院生の指導がスカイプやメールメインになるそうだ。こういった情報も直接訪問したからだ。

提携校への留学を希望していることも説明した。

 

 

③ネットでは手に入らない情報もあった。 

 

例えば、提携校へ留学する際には、東大の中で学生のセレクションはどういう風に行われているか。TOEFLはどれくらい取らないといけないとか、当たり障りない範囲で答えてくれた。

留学時期は、入学後いつ頃から可能かなども聞くことができた。

授業の様子やゼミの様子など、話を聞くことによって学生生活の雰囲気がつかめた。大学生時代ちゃらんぽらんだったので、院生生活は忙しそうだ・・・

 

④やっぱりモチベーションはアップした。

 

実際にキャンパスを見て、研究室を見てもらって、モチベーションは上がった。

勉強のコツも掴めたし、ちゃんと準備しようという気持ちは高まった。

航空券だけでも14万くらいかけて帰ってきてるんだから、これでモチベーションあがらなかったら困る。(ユナイテッド航空大洋州諸国への航空券は高い。)

 

 

3.反省点

お礼のメールするの忘れた・・・・・

1ヶ月以上してから気付いた。

すげぇショック。

まぁなんの効果あるかわからないけど、せっかく時間をとってもらったんだから、お礼のメールくらい出すのが常識だろう。久しぶりの日本で、すっかり忘れてた。

 

 

訪問の後には、お礼忘れずに。